「不眠症」とは

不眠症のイメージ画像

夜寝つきが悪い、眠りを維持できない、朝早く目が覚める、眠りが浅く十分眠った感じがしないなどの症状が続き、よく眠れないため日中の眠気、注意力の散漫、疲れや種々の体調不良が起こる状態を指します。
不眠症は、20~30歳代に始まり加齢とともに増加し、中年、老年と急激に増加します。

不眠症のタイプ

不眠症の主な原因

2つの睡眠のメカニズム

恒常性維持機構(中枢部位:前脳基底部など)
➡「疲れたから眠る」

体内時計(概日リズム)機構(中枢部位:視交叉上核)
➡「夜になったから眠る」

体内時計とは

人には約1日周期でリズムを刻む「体内時計」が備わっており、体内時計の働きで夜になると自然な眠りに導かれます。
体内時計は毎朝光を浴びることでリセットされ、一定のリズムを刻みます。
人の体内時計の中心は脳の視交叉上核にあり、身体のほぼ全ての臓器にも体内時計があり、脳の体内時計からの指令で様々な生体リズムを刻んでいます。例えば、血圧の日内変動やホルモンの分泌や自律神経の調整なども、体内時計が刻む生体リズムの一つです。

※起きる時刻を毎日一定にすること、朝起きたら光を浴びることが大切です。

メラトニンとは

メラトニンは脳の松果体から分泌されるホルモンであり、体内時計を調節する作用があります。
主に光によって調整され、日中の明るいときにはほとんど分泌されず、夕方以降に暗くなってくると分泌されます。
メラトニンは、体温やホルモン分泌を調整し、脳と身体の状態を覚醒から睡眠へ切り替えて、適切な時刻に睡眠を発現させるため、睡眠ホルモンとも呼ばれています。
メラトニンは加齢とともに分泌量が低下します。早朝覚醒や中途覚醒、睡眠時間の減少は、加齢により体内時計の調節機能が弱まっているためと考えられます。

※夜間に強い光を浴びることは、メラトニンの分泌量が低下し、体内時計のリズムに影響を及ぼすため、不眠の原因となり得ます。

体内時計(睡眠覚醒リズム)の乱れの要因

体内時計の乱れによる影響

※生活習慣の乱れ➡体内時計の乱れ➡生活習慣病

体内時計を整えるには

睡眠障害対処の指針

その他の睡眠障害

概日リズム睡眠障害

睡眠呼吸障害

その他

過眠症

経堂駅前こころのクリニック
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経堂駅前こころのクリニック
院長
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診療内容
心療内科・精神科・老年精神科・漢方精神科
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